~ご家族の心が楽になる コミュニケーション方法~

認知症看護認定看護師
草川 千恵
「また同じこと聞いて」「何で分からないの!」
認知症の方を介護する中で、このような言葉をつい口にしてしまったことはありませんか。ダメだと頭で思っていても、「つい感情的になり言ってしまう」と悩むご家族は少なくありません。認知症のご本人さんも、このような言葉がけにますます興奮したり、反対に落ち込んだりされることがあります。
しかし、ちょっとした心がけで、お互いの関係は穏やかで温かいものとなるはずです。そこで今回は、認知症の方とかかわる上での注意点をお伝えしたいと思います。
かかわり方のポイント
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- 「否定」ではなく「受容」の姿勢で
認知症の方の言葉や行動を否定することは、自信を失わせたり、混乱や不安につながってしまいます。「それは違うでしょ!」と否定せず、「そうやね」「そう思うのですね」と、まずは相手の感情を受け止めましょう。
- 非言語的なコミュニケーションを大切にする
穏やかな表情と優しいまなざし、アイコンタクト(目線を合わせる)、タッチング(優しく触れる)を活用しましょう。
- 一つの声かけで一つの行動を促す
認知症の方へ一度にたくさんの情報を伝えてしまうと、それを処理しきれず、混乱してしまいます。
NG例:「歯を磨いてから、トイレして、ベッドに行ってね」
OK例:「まず歯を磨いてね」▶歯磨き後「次はおトイレに行きましょう」▶トイレ後「ベッドで寝ましょう」
- 「否定」ではなく「受容」の姿勢で
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ご家族の心を守るために
ご家族が無理しすぎてしまうと、心も体も疲れてしまいます。認知症の介護は「頑張りすぎない」「抱え込まない」「弱音を吐いてもいい」「比べない」ことが必要です。ご家族が自分自身を大切にすることにより、心の余裕ができて、認知症の方への優しさにもつながってきます。


