診療科・部門

看護部

目次

 

看護部について


西陣病院 看護部長 佐伯  昭子


 

 

この度、2020年4月1日付けで西陣病院看護部長に就任しました佐伯昭子です。

 私は平成2年に当院に入職し、平成16年に副部長に就任、透析センター科長、医療安全室長、ベッドコントローラーを兼務後本日にいたります。当院看護部は看護師と、看護補助者の約330名のスタッフがおります。病院の拡充とともにスタッフ数も増え、近年は、出産後も継続してくれる子育て世代が三分の一を占めるようになり各層が厚くなってきました。看護部の理念は「私たちはその人らしさを尊重した看護を提供し、自立を支援します」と掲げています。今年の看護部の目標はその人らしさに注目し、気づきを大事にしたいと考えています。超高齢化・多様化社会の中、患者さん・御家族の悩みは疾病のことだけにとどまりません。声にだされることだけを捉えるのでなく、観察力、洞察力、コミュニケーション力をフルに発揮して憶測にならない看護ケアを行いたいと思います。また、「レジリエンス」(状況に合わせて柔軟に対応できる力と心)を兼ね備えたスタッフ教育を目指し、「倫理的ジレンマ」にある、治療・看護ケア時におこる葛藤に目をそむけず、多くの人達とカンファレンスを重ね、柔軟な思考でケアを行える組織づくりをしたいと思います。
 そして国は、国民の健康寿命を延ばす取り組みを推進しています。皆様の健康を支えるために、糖尿病、腎不全、皮膚・排泄ケア分野のスペシャリストナースによる看護師外来を充実させ、開業医の先生方と共に地域の方々の健康増進に貢献できるよう努力してまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

看護部理念

私たちはその人らしさを尊重した看護を提供し、自立を支援します

看護部基本方針

  • 思いやりのこころと、あたたかい笑顔を心がけます
  • 安心できる看護を提供します
  • いきいきした職場づくりに努めます

看護体制

急性期病棟 7対1 急性期看護補助体制加算 25対1
障害者病棟 10対1
地域包括ケア病棟 13対1

看護提供方式

固定チームナーシング

看護部部署紹介

外来 「地域に密着した良質な医療を高いレベルで提供する」という基本方針のもと、年間400件の循環器検査及び治療、年間400件に上るシャントに関する治療、年間4500件の内視鏡検査・治療を行っています。
 高齢の患者さんが多い当院において、病気を抱えながらも住み慣れた地域で継続して生活ができるよう、今年度から外来と入退院支援室を統合しました。地域包括ケアシステムの構築が進む中、外来看護の重要性が高まってきています。診察や検査の介助が主な仕事と思われていた外来看護を、患者さんの生活に目を向け、患者さんの『自分らしく生きる』を支えるために、患者さんや家族に心から寄り添い、その人らしく病気と共存しながら生きることを支援していきます。
入退院支援室 入退院支援室は、患者さんに入院時から関わることで退院支援の必要性を早期に把握し、患者さんとご家族が安心して在宅や施設へお帰りいただけるようにお手伝いをしております。
開業医の先生方や事業所の担当者さんとの連携も大切にしながら日々奮闘しております。
手術室 手術室は全3室あり、外科・整形外科・泌尿器科・眼科・皮膚科の手術症例を年間1400件あまり行っています。
私たちは患者さんが安心して手術が受けられるよう、各部門が協力し清潔、安全確保に努めています。退院後の生活を見据え、思いやりの心と温かい笑顔で手術前だけでなく術後も訪問し患者さんのサポートを行っています。
透析センター 透析センターは血液透析をはじめとした血液浄化法を行っています。
医師、臨床工学技士と連携し安全で安心できる透析治療を行うとともに、固定チームナーシングで細やかな看護が提供できるよう日々カンファレンスを実施しています。 患者さんの生活をサポートするため必要時は自宅訪問をし、ケア内容を検討しています。 また多職種で構成された合併症予防チームがあり、看護師もそのメンバーに入り専門性を高め患者さんが快適に生活していただけるよう支援しています。
本館3階病棟 <内科全般,腎臓・泌尿器科>
本館3階病棟は急性期内科疾患と腎臓・泌尿器科疾患の患者さんが主に入院されています。
病棟で人工透析が可能な設備が整っており、重症で人工透析が必要な入院患者さんや腹膜透析導入の対応もしています。
また、内科急性期疾患全般の患者さんが入院してこられるので様々な疾患に対応できるようスタッフ一同日々の研鑽とチームワークで安全で質の高い看護実践を心がけています。
本館4階病棟 <消化器内科,循環器内科,腎臓・泌尿器科>
本館4階病棟は急性期内科病棟です。
手術や検査と言った急性期治療はもちろん、慢性疾患をお持ちの方や退院支援が必要な方にも看護スタッフみんなで協力し合ってケアを行っています。
地域の皆さんが安心してご入院して頂けるよう、医師、入退院支援看護師、薬剤師等の多職種と連携をとり、患者さんやご家族の意思を尊重した医療・看護を提供できるよう頑張っています。
本館5階病棟 <地域包括ケア病棟>
本館5階病棟は、地域包括ケア病棟です。
専従の理学療法士を始めとして、ソーシャルワーカーや入退院支援室看護師などの院内各部署と連携して、リハビリや退院支援を行い、また地域のケアマネージャーさんや施設職員の方々とも連携して、安心して地域へ戻っていただけるよう支援しています。 週1回の地域包括ケアカンファレンスや家庭訪問・退院前カンファレンス,退院後訪問指導も積極的に行っています。
西階2階病棟 <整形外科,眼科>

西2階病棟は37床の病棟で、主に整形外科・眼科白内障や短期滞在(シャントPTAEMRなど)の患者さんを受け入れています。
整形外科疾患は、脊椎疾患・転倒による骨折、変形性股関節症や変形性膝関節症の患者さんが多くおられます。入院や手術に対する不安軽減と、術後の状態変化へ迅速な対応ができるよう看護しています。また、少しでも早く元の生活に戻れるよう、リハビリ科・退院支援看護師、ソーシャルワーカーなど多職種と連携し、退院支援にも力を入れています。
当院では、入院後早期より状態に応じて、看護師のリハビリテーションを実施し、患者、家族の望むゴールに寄り添えるようにかかわっています。

西館3階病棟 <外科,腎臓・泌尿器科>
西館3階病棟は、主に外科、腎臓・泌尿器科の患者さんがご入院されています。
外科治療は、鼡径ヘルニア、大腸癌、胆石など、手術創が小さく回復が早い腹腔鏡の手術を主に行っています。人工肛門を造設した患者さんには、皮膚・排泄ケア認定看護師と連携し、ご本人や家族の方が人工肛門の管理ができるように、担当看護師が個々に合ったパンフレットを作成し退院支援を行っています。
腎臓・泌尿器科は、膀胱癌、前立腺肥大、前立腺癌、腎尿管結石の治療を主に行っています。
手術の前後に化学療法を受ける患者さんには、入院から在宅へと継続した看護が提供できるように外来化学療法担当看護師と連携をとり、治療に対する意思決定支援を含めケアを行っています。
西館4階病棟 <障害者病棟>
西4階は、急性期治療を終え自宅または施設退院までにもう少し調整を要する場合や、もう少し治療の継続が必要である場合に御利用していただく病棟です。時に看とりの場でもあります。内科系・外科系の急性期病棟から転棟されてきた早期より退院支援を視野に入れ、安心して退院または余生を全うできるよう個別性を尊重し日々の関わりを大切にしながら患者さんとその家族の思いに寄り添える看護を心がけております。
西館5階病棟 <障害者病棟>
西5階病棟はリハビリテーション、治療の継続、退院調整の必要な患者さんが、急性期病棟から来られます。そのため、外科、整形外科、泌尿器科、内科と様々な疾患をもった患者さんが入院されています。患者さんは高齢の方が多く、安心して治療やケアを受けることが出来るように、カンフォータブルケアを病棟全体で実施しています。(カンフォータブルケアとは認知症の周辺症状の要因となる不快刺激を出来るだけ取り除き、認知症患者さんが心地よいと感じる快刺激を提供することです)病棟は治療の場であり生活の場であることを常に意識し、患者さんのQOLを大切にしています。患者さんやご家族の想いに寄り添い、他職種と協力し安心して退院ができる支援や看取りをしています。

認定看護師紹介

皮膚・排泄ケア認定看護師 多氣真弓

「皮膚・排泄ケア」分野は、スキンケアを基盤として創傷、人工肛門・人工膀胱、失禁のケアを専門に行います。
当院では、深くて大きな創傷に対しては、皮膚科医や外科医と協働して陰圧閉鎖療を行い、退院後のケアにかかる介護者の負担が軽減できるようにしています。 皮膚(創傷)ケアや失禁ケアは、患者さんの療養の場がどこであっても継続される必要があります。 皮膚・排泄ケア認定看護師は訪問看護師や施設の看護師と連携を取りながら適切なケアが継続できるようにしています。

糖尿病看護認定看護師 立山一美

糖尿病は食生活の欧米化や生活習慣の変化に伴い増加の一途を辿っています。
私は、糖尿病看護認定看護師としての専門的知識を活かして、糖尿病の合併症を防ぎ、患者さんが、毎日の生活を糖尿病とうまく付き合いながら自分らしく過ごして頂けるよう、共に考えていきたいと思っています。

 

西陣病院教育プログラム

1. 教育理念

専門職業人として主体的かつ継続的に質の高い看護実践ができ、社会人・組織人として幅広い人間性を持つ看護師を育成する

2. 教育目的

専門職として常に本質を追究し、科学的、創造的、かつ主体的な看護実践を目指し、感じる心と考える力と人とかかわる力を育成していく。そして、豊かな感性と優しさを持って看護が提供できる看護師が育つよう、学びを支援する

3. 教育目標

  1. 感性豊かな人間性を養い、倫理に基づいた行動ができる姿勢を育成する
  2. 専門職業人として、エビデンスに基づいた看護実践ができる能力を育成する
  3. 組織における自己の役割を自覚し、責任ある行動がとれるよう支援する
  4. 看護におけるリーダーシップ、マネジメント能力を育成する
  5. チーム医療に参加し、看護の立場で責任もって発言・行動できる能力を育成する
  6. 各自が発想を豊かにし創造的に主体的に行動できるよう支援する

4. 教育方法

  1. 成人学習の概念にのっとり、指導者は学習者の支援者としての役割を果たす
  2. 集合教育が職場で活かせるように、職場での疑問が集合教育で解決(フィードバック)できるよう工夫する
  3. 内的動機づけで学習者のやる気を引き出す
  4. 学習により、問題点が解決に向かうように支援する
  5. 評価は指導者と学習者の両者が行い、学習に対する満足感や仕事に対するやりがいをもつことができるよう支援する

5. 新卒看護師教育プログラム

厚生労働省が作成した「新人看護職員研修ガイドライン」を基準に新人看護職員研修を企画し、実施しています。 4月の1ヶ月間は、基礎看護技術の復習をはじめ、医療安全・感染管理、ハイリスク薬剤、看護記録、心電図モニター、輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱いなど、OJTとoff-JTを組み合わせながら研修を実施しています。 5月移行は、下記のように毎月、専門的な内容の研修を計画しています。座学だけでなく、シミュレーション研修も行い、知識と技術の習得をめざします。また、2~3ヶ月に1回、同期の仲間と思いを語り合いあう場としてのフォローアップ研修を開催しています。

【新人看護職員研修内容】

6. 現任教育プログラム

クリニカルラダーに沿った研修を中心に、各認定看護師が企画する専門的な研修、また、指導・教育技術に関する研修など、看護職員のキャリアアップをサポートのための研修を多数企画しています。
また、eラーニングを導入し、いつでも学習できる環境を整えています。

主な研修一覧
 リーダー研修
 プリセプター研修
 アソシエイト研修
 看護倫理研修
 タスクトレーニング
 急変時対応シミュレーション研修
 看護過程研修
 ケーススタディ発表会
 ナラティブ発表会
 看護研究発表会
 重症度、医療・看護必要度研修
専門領域別研修(一部)
 スキンケア(ベーシック・アドバンス)
 褥瘡ケア
 排泄ケア
 ストーマケア(ベーシック・アドバンス)
 創傷ケア
 陰圧閉鎖療法
 院内褥瘡認定看護師コース
 足病変
 感染看護リンクナース研修

上記研修以外にも、医療安全管理委員会、感染予防委員会など委員会主催の勉強会や、各部署で行われる勉強会、また、看護アシスタント対象の研修があります。

7. 西陣病院看護部クリニカルラダー

【西陣病院看護部クリニカルラダー】

 

福利厚生・看護師寮

看護師寮について

NISHIJIN KITA RESIDENCE (ワンルームマンションタイプ看護師寮)  40室

病院近傍の閑静な住宅街の一角に2008年3月に新築したワンルームマンションの看護師寮です。
エアコン・バス・トイレ・キッチン・クローゼット・インターネット回線完備で、セキュリティーにも配慮した設計となっています。

西陣病院、玄関 NISHIJIN KITA RESIDENCE
玄関エントランス

西陣病院、部屋前 NISHIJIN KITA RESIDENCE
部屋前

西陣病院、室内 NISHIJIN KITA RESIDENCE
NISIJIN KITA RESIDENCE 室内

西陣病院、建物より南は京都市内が一望できます
建物より南は京都市内が一望できます

西寮  個室 40室

金閣寺まで徒歩3分の閑静な住宅街の一角にあり、全面改装工事が2007年3月に完了しました。
全室個室で冷暖房・インターネット回線完備、各階に浴室、キッチンスペースがあり、各々のプライバシーを尊重しつつ管理人が寮内の管理を行い寮生のよき相談相 手になっています。

西陣病院、西寮 全景
西寮 全景

西陣病院、西寮 玄関
西寮 玄関

西陣病院、西寮 ホール
西寮ホール

周辺の環境

閑静な住宅街にあって、しかも交通至便。近傍には金閣寺、二条城、京都御所、嵐山等々…名所旧跡も多く休日の散策などにはこと欠かない恵まれた環境にあります。