栄養科 管理栄養士 矢野 花織
全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます
のっぺ
「のっぺ」は、里芋を主材料とし、野菜やきのこなどを薄味で煮た新潟の代表的な家庭料理です。家庭の味として母から子へと引き継がれ、新潟のおふくろの味として親しまれているようです。
(1人分)エネルギー 140kcal/たんぱく質9.7g/塩分1.8g
材料 (4人分) | 作り方 |
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●しいたけ・・ ・・・・・2枚 (調味料) |
< 作り方 > ① しいたけは細切りにする。 |
栄養科 管理栄養士 矢野 花織
「のっぺ」は、里芋を主材料とし、野菜やきのこなどを薄味で煮た新潟の代表的な家庭料理です。家庭の味として母から子へと引き継がれ、新潟のおふくろの味として親しまれているようです。
(1人分)エネルギー 140kcal/たんぱく質9.7g/塩分1.8g
材料 (4人分) | 作り方 |
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●しいたけ・・ ・・・・・2枚 (調味料) |
< 作り方 > ① しいたけは細切りにする。 |
薬剤部 薬剤師 杉本 友里恵
今回はステロイドの塗り薬についてのお話です。ステロイドとは副腎皮質ステロイドホルモンのことで、肌のかゆみや炎症のひろがりを抑える働きがあります。
薬の強さは以下のように5段階に分けられます。これらを症状に合わせて使い分けます。
● ストロンゲスト:デルモベート など
● ベリーストロング:アンテベート、マイザー、ネリゾナ など
● ストロング:リンデロンV、ボアラ、メサデルム など
● ミディアム:リドメックス、キンダベート、ロコイド など
● ウィーク:プレドニゾロン など
ストロング、ミディアム、ウィークは市販の医薬品(OTC医薬品)でも売られています。
副作用をこわがり、少量にしてしまうと治療が長引いたり、症状の勢いが止まらない原因になります。適量を十分量使用することで、効果が十分に得られます。薬の塗る量には以下のような目安があります。
◇◆ FTU(フィンガーチップユニット)◆◇
25~50gチューブを人差し指の先から第1関節の長さまで出した量をいいます。口径の小さい5gチューブでは人差し指の先から第一関節までを2回絞り出した量、ローションタイプでは1円玉大が1FTUの目安です。1FTUで、成人の手のひらの面積約2枚分に相当します。
<成人の場合>
● 顔・首:2.5FTU
● 胸・腹:7FTU
● 背中・おしり:7FTU
● 片腕:3FTU
● 片手:1FTU
● 片脚:6FTU
● 片足:2FTU
患部を覆い隠せるよう、ステロイドをのせるように塗布します。イメージは肌がテカる、あるいはティッシュを当てるとくっつく程度です。あくまでも一般的な適量を示したものですので、医師から指示がある場合はそれに従って下さい。
医師が炎症の程度、部位などに応じて細かく薬剤を選んでいます。そのため説明通り、塗る部位、塗り方、塗る量、塗る期間を守れば優れた効果があり、副作用の心配も減ります。わからないことがあれば医師、薬剤師に相談しましょう!
薬剤部 薬剤師 北村 有梨
新年あけましておめでとうございます。
お正月は生活リズムが崩れやすい時期でもあります。お薬も飲み忘れや、服用時間がずれることがあるかもしれません。そこで、お薬の正しい飲み方をもう一度確認しましょう。
お薬の効果を十分に得るためには、指示された量、回数、時間を守り、正しく服用することが大切です。
食 前 | 食事の30分前 | 食 間 | 食後2時間くらい後 |
食直前 | 食事のすぐ前 | ※食事の最中に服用することではありません。 | |
食直後 | 食事のすぐ後 | 就寝前 | 寝る前30分以内 |
食 後 | 食事の30分以内 | 頓 服 | 症状のある時 |
お薬はコップ一杯の水かぬるま湯で飲むのが一般的です。水の量が少ないと、お薬が食道に張り付いて炎症などを起こすことがあります。また、水なしで飲むと薬を吸収しにくくなり、効き目が低下したり、遅くなることがあります。ただし、水分制限を指示されている場合は、医師の指示に従って飲んで下さい。
お薬を飲み忘れたことにすぐ気付いた場合は、気付いた時点で飲むようにしましょう。胃に負担がかかるようなお薬の場合は、何か口に入れてから服用するようにしましょう。次のお薬を飲む時間が近い時には、1回飲むのをやめるか、またはお薬を飲んで次に飲むお薬の時間を遅らせるようにします。
時 間 を 遅らせる 目 安 |
●1日3回飲むお薬 ・・・ 4時間以上あける ●1日2回飲むお薬 ・・・ 6時間以上あける ●1日1回飲むお薬 ・・・ 8時間以上あける |
1回飲み忘れたからといって決して1度に2回分を飲まないで下さい。2回分を服用したからといって効果が期待できるわけではなく、副作用の症状が出る可能性が高くなり危険です。お薬の種類によって対処法が異なる場合もあるため、お薬の飲み方で分からないことがあれば、医師・薬剤師に相談するようにしましょう。
栄養科 管理栄養士 桑原 雪衣
「ソーミンタシヤー」とは、そうめんを炒めた沖縄県の郷土料理です。少量の野菜やツナなどの具材とそうめんを塩や醤油で仕上げる手軽な料理で、家庭料理や酒の肴として食べられています。昔は台風などで出歩けない時の食事として重宝されていたようです。
(1人分)エネルギー 242kcal/たんぱく質7.8g/塩分2.5g
材料 (2人分) | 作り方 |
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●そうめん(乾燥)・・ 200g |
< 作り方 > ① たっぷりの熱湯でそうめんを茹で、ざるにあげて水気を切る。 |
薬剤部 薬剤師 岩佐 優里香
冬の前触れを感じる季節になりました。朝夕の冷え込みが厳しくなり、体調を崩しやすく、風邪を引きやすい時期です。今回は市販薬の風邪薬について、お話したいと思います。
医学的には「風邪症候群」といい、上気道(鼻やのど)の急な炎症の総称です。風邪の原因は約90%がウイルスであり、粘膜から感染して炎症を起こします。それによりくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰、発熱といった症状が起こります。風邪薬は風邪を直接治すのでなく、症状を緩和させる目的で作られています。従って、症状に合わせたお薬の選択が必要になります。
現在よく処方されている睡眠薬は、大きく3つに分類されます。
腎機能が低下している方やその他疾患によってはよくない成分が含まれていることがあります。また、病院で処方されるお薬と同じ成分や効果のものが含まれていることがあるため、市販薬を購入される場合はおくすり手帳を持参するなど薬剤師に相談するようにして下さい。数日間市販薬を服用しても症状が改善しない場合は医療機関を受診しましょう。
栄養科 管理栄養士 須惠 裕子
「いもたき」は鶏肉、里芋、こんにゃく、しいたけ等の具材を煮込んだ鍋料理で、お籠りと呼ばれる伝統行事でふるまう鍋に、各自が地元名産の里芋を持ち寄ったことが始まりといわれています。家庭だけでなく、学校給食の献立や家庭科の授業でつくる機会もあり、若い世代にも親しまれている郷土料理です。
(1人分)エネルギー 515kcal/たんぱく質23.5g/塩分2.5g
材料 (4人分) | 作り方 |
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●鶏肉・・・・ 300g ●調味料A |
< 作り方 > ①里芋は皮をとり、熱湯に塩少々を入れ茹でる。生揚げは一口大に切り油抜きする。 ポイント 里芋は、口の中でとろっとするくらい、やわらかく煮るとよい! |
薬剤部 薬剤師 寺崎 真帆
一般成人の30~40%が何らかの不眠症状を有していて、不眠症は国民病と言われています。今回は身近な睡眠に関するお薬のお話です。
ドラッグストアで購入できる薬は睡眠改善薬と呼ばれ、睡眠薬とは異なります。アレルギー薬などの眠たくなる副作用を利用し、一時的な不眠症状を緩和します。
病院の処方薬は中枢神経系の機能に作用することで日常的な不眠症状に効果があり、医師の診断による処方が必要です。
現在よく処方されている睡眠薬は、大きく3つに分類されます。
ご自身の服用されている睡眠薬についてご質問があれば、医師・薬剤師までご相談ください。不眠の改善には、まず生活習慣の見直しをすること、そして睡眠薬を正しく服用することが大切です。医師の指示通りに服用すること、自己中断しないこと、お酒と一緒に服用しないことを守りましょう。
栄養科 管理栄養士 須惠 裕子
「深川めし」とは東京都の郷土料理で、ネギと生のあさりを味噌でさっと煮て汁ごとご飯にかける「ぶっかけ」と、あさりとお米を一緒に炊き込む「炊き込み」があります。もともとは漁師たちが仕事の合間にさっと食べることができるぶっかけがルーツであるとされていますが、現在は炊き込みごはんタイプが主流となっているようです。
(1人分)エネルギー 275kcal/たんぱく質8g/塩分1.9g
材料 (4人分) | 作り方 |
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●お米・・2合 |
< 作り方 > ①あさりは砂抜きする。米は炊く30分前に洗って、ざるにあける。生姜は千切りにする。 |
薬剤部 薬剤師 神﨑 円花
腰痛や関節痛、捻挫などに効果的な湿布ですが、病院で処方されるもの以外に、ドラッグストアなどで手軽に購入できるものもあります。温湿布と冷湿布は何が違うのでしょう。
様々な湿布が売られていますが、「温かく感じる温湿布」と「冷たく感じる冷湿布」のどちらを使用するのか、迷った方も多いのではないでしょうか。それぞれ『冷やすもの』と『温めるもの』と勘違いされている方も多いのではないでしょうか。
温湿布はカプサイシン(唐辛子成分)やノニル酸ワニリルアミドの効果で血流を増やして温かく感じさせる、冷湿布にはメントール、サリチル酸メチル、ハッカ油等の効果で清涼感を持たせるという違いがあります。
どちらも貼ると、ヒヤッとしますよね。いずれも水分が入っており、貼ると気化熱の作用で熱を奪い、体表面の温度を下げます。これらの成分は、実際に患部を冷却したり温めたりする作用が
あるわけではないので、ご自身の好みで選ぶといいでしょう。
湿布薬に『冷感』や『温感』とあっても、実際に痛みそのものを改善する成分は、どちらの湿布も「インドメタシン「」ケトプロフェン」「フェルビナク」等の抗炎症・鎮痛作用のある成分です。薬としての効果は全て同じ。冷湿布と温湿布でまったく同じものが配合されている商品もあります。湿布等の鎮痛消炎薬は、これらの成分を皮膚から吸収させ、炎症や痛みを抑えています。
基本的には、「痛みが出始めたばかりの急性期には強い炎症を抑えるために氷や保冷剤などで冷やす」「慢性的に痛みが出る場合には、ホットタオルやカイロなどで温めて血行を改善する」ことで、それぞれの痛みは緩和されやすいと考えられています。
皮膚・排泄ケア
特定認定看護師
多氣 真弓
「毎日、便がでない…私は便秘なんだ。」と思っている方は多いと思います。慢性便秘症診療ガイドラインでは、便秘を「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義しています。
毎日便がでなければ便秘だと思っている方の中には、下剤を飲んで便を出すことに目が向いて、「快適に」ということにはあまり関心がない方もいらっしゃるのではないでしょうか。排便の量や回数には個人差があります。量や回数よりも排便後に「すっきりした」と思えることが大切です。では、快適な排便をするためにはどうしたらよいのでしょう。
毎日、適度な運動をして、食物繊維、発酵食品、乳酸菌を努めて摂取して腸内環境を整えるようにしている方も多いと思いますが、排便の姿勢を意識したことはありますか?排便に最もよい姿勢は和式のトイレにしゃがむ蹲踞位(そんきょい)です。これは肛門と直腸の角度が広がるために便が出やすくなるというものです。最近では、和式のトイレも少なくなり、年齢を重ねると「和式のトイレはちょっと…」という方も増えてきます。洋式のトイレでは図のように前かがみに座ると直腸と肛門の角度が広がり、肛門括約筋が緩みます。また、かかとを少し上げて足先をつけることで腹圧がかけやすくなります。足が床につかない場合は足台を置くとよいでしょう。快適な排便のために生活習慣を見直すと同時に排便の姿勢も見直してはいかがでしょうか?