西陣病院 消化器内視鏡センターの特設ページを開設しました
西陣病院 消化器内視鏡センターの特設ページ(https://www.nishijinhp.com/Digestiveorganlp/)
この度、患者さんや地域の方々に、当院の消化器内視鏡センター内をより知って頂こうと、専用ページを開設いたしました。
是非ご覧ください。
QRコードを読み取る場合は、こちらをご使用ください。
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リハビリテーション科
退院される患者さんが安心して生活に戻れるように、屋上に新たなリハビリ施設が完成しました!
リハビリ中や退院時の患者さんの不安を和らげるため、階段や坂道、砂利道など不整地歩行を行えるリハビリ設備を整えました。
当院では昨年度、クラウドファンディングに挑戦し、西館の屋上 にリハビリ施設を新設しました。建設に伴い、多くの方々から心温まる応援メッセージ、支援を頂いたことで完成に漕ぎつけることができました。皆さんからの応援、支援に深く感謝申し上げます。
当院のリハビリテーション科は22人のセラピストが在籍し、今後もリハビリニーズの増加に伴いセラピストの増員を見込んでいます。以前よりリハビリの備品として必要最低限の設備を整えてきました。しかし、スペース的な問題で階段昇降台などを置くことができず、人通りが多い階段を使って昇り降りの練習をしていました。階段は薄暗く「怖い」など不安の声を聴くことが多くありました。また屋外での歩行練習は西館の周りで行っている為、車の通りもあり恐怖と不安、危険と隣り合わせです。そのため「患者さんが安心・安全にリハビリを行える施設が何処かに作れないか」と考え、屋上にリハビリ施設を建設する運びとなりました。
また屋上の出入り口の扉は重たく開け閉めがしにくくなっています。さらに扉の幅も狭い為、車いすでの出入りは一苦労です。別の出入り口は段差も高く、出入りは危険で使いづらい状況でした。そのため屋上リハビリ施設の建設と合わせて2つの出入り口の改修も行い、誰もが使いやすい施設づくりを目指しました。
屋上のリハビリ施設は2つに分かれています。1つ目は高さや傾斜が違う3種類の階段がある施設です。そこでは自宅の階段や上がりかまちの高さに合わせた段差昇降練習をすることができます。2つ目は坂道や砂利道、石畳などの不整地歩行練習ができる施設です。そこは屋外歩行前の予行練習として使います。これらの施設では家庭訪問や退院前に実際の生活を想定した練習ができ、それにより退院後の生活への不安を減らせて、日常生活にスムーズに馴染んでいけると考えています。また現在のリハビリ施設では感じにくい移り行く四季などを屋上では感じられる為、気分転換やリフレッシュに繋がり入院生活のストレスを和らげることを期待しています。屋上の出入り口は重たかった扉を軽く幅広いものに変え、高い段差は踏み台を置くなど出入りがしやすい環境を整えました。
地域の病院として、この地域に必要な設備を整え患者さんに良質な医療を提供したいと考えます。また、これからも地域の病院として皆さんと共に歩んでいきたいと思っています。よろしくお願い致します。
栄養科 管理栄養士 矢野 花織
「のっぺ」は、里芋を主材料とし、野菜やきのこなどを薄味で煮た新潟の代表的な家庭料理です。家庭の味として母から子へと引き継がれ、新潟のおふくろの味として親しまれているようです。
(1人分)エネルギー 140kcal/たんぱく質9.7g/塩分1.8g
材料 (4人分) | 作り方 |
---|---|
●しいたけ・・ ・・・・・2枚 (調味料) |
< 作り方 > ① しいたけは細切りにする。 |
薬剤部 薬剤師 杉本 友里恵
今回はステロイドの塗り薬についてのお話です。ステロイドとは副腎皮質ステロイドホルモンのことで、肌のかゆみや炎症のひろがりを抑える働きがあります。
薬の強さは以下のように5段階に分けられます。これらを症状に合わせて使い分けます。
● ストロンゲスト:デルモベート など
● ベリーストロング:アンテベート、マイザー、ネリゾナ など
● ストロング:リンデロンV、ボアラ、メサデルム など
● ミディアム:リドメックス、キンダベート、ロコイド など
● ウィーク:プレドニゾロン など
ストロング、ミディアム、ウィークは市販の医薬品(OTC医薬品)でも売られています。
副作用をこわがり、少量にしてしまうと治療が長引いたり、症状の勢いが止まらない原因になります。適量を十分量使用することで、効果が十分に得られます。薬の塗る量には以下のような目安があります。
◇◆ FTU(フィンガーチップユニット)◆◇
25~50gチューブを人差し指の先から第1関節の長さまで出した量をいいます。口径の小さい5gチューブでは人差し指の先から第一関節までを2回絞り出した量、ローションタイプでは1円玉大が1FTUの目安です。1FTUで、成人の手のひらの面積約2枚分に相当します。
<成人の場合>
● 顔・首:2.5FTU
● 胸・腹:7FTU
● 背中・おしり:7FTU
● 片腕:3FTU
● 片手:1FTU
● 片脚:6FTU
● 片足:2FTU
患部を覆い隠せるよう、ステロイドをのせるように塗布します。イメージは肌がテカる、あるいはティッシュを当てるとくっつく程度です。あくまでも一般的な適量を示したものですので、医師から指示がある場合はそれに従って下さい。
医師が炎症の程度、部位などに応じて細かく薬剤を選んでいます。そのため説明通り、塗る部位、塗り方、塗る量、塗る期間を守れば優れた効果があり、副作用の心配も減ります。わからないことがあれば医師、薬剤師に相談しましょう!
1 月21日(日)、第4回上七軒 ICLSコースが当院で開催されました。ICLSとは突然の心停止に出会った時にどのように対処すべきかということで、京都府立医科大学 救急医療学の武部弘太郎先生をコースディレクターとしてお招きし、ICLSコースを修了した当院のスタッフが、インストラクターとして受講者に指導を行いました。今回の講習会は受講者12名で、医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士が参加し、他施設からも初めての受講がありました。第4回ということもあり運営側も回を重ねる毎に準備や指導方法がスムーズになり、受講者はトレーニング用人形をモデルに真剣な眼差しで講義を受け、患者さんの急変の場面で慌てずに実施できるよう繰り返し蘇生のトレーニングを行いました。
11月14日はインスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日で、糖尿病の予防、治療、療養の喚起を推進することが世界的に行われています。当院でも昨年の11月11日(土曜日)にイベントを行い、多数の方に御参加いただき盛況に終わることが出来ました。糖尿病に関する講演・クイズ大会・体操教室・動脈硬化測定・各種相談コーナー設置を行いました。皆様の笑顔で糖尿病チームのスタッフまでもが楽しい時間を過ごせました。
また、11月14日に本館玄関前のオリーブの木を糖尿病デーのシンボルマークのブルーサークルにちなんでブルーのイルミネーションで飾りました。今年も皆様と様々なイベントでお会い出来ればと思っております。
手術をあきらめていませんか?安心安全確実で満足度の高い鼠経ヘルニア手術
外科医長
古家 裕貴
痔は日本人の約3人に1人の方が発症すると言われています。お尻から出血したり、排便時に脱出したり、痛みがでたりしていないでしょうか。これらの症状でお困りの方、注射で治せるかもしれません。
一言で痔といっても実は色んな種類があります。その中で内痔核は最も頻度の高いタイプになります。症状は排便時の出血や脱出が多く、痛みはないことが多いですがひどくなると痛みがでることもあります。急性期は肛門に塗る外用薬による治療を行います。症状が落ち着いた段階で必要な方には追加の治療をお勧めします。手術などで切除するか、今回説明する注射での治療法があります。
内痔核にのみ適応がある治療方法です。硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(ALTA)という物質を内痔核に直接注射することで局所に一時的な炎症を起こします。その後1週間から1か月程度かけて線維化が起こり、だんだん痔が硬く小さくなり治っていきます。また痔核内の血の巡りを抑える効果があり出血もしにくくなります。1か所の内痔核なら手術に要する時間は10分程度で、全身麻酔は必要なく主に局所麻酔で行います。不安の強い方には鎮静剤を使用することも可能です。一度に数か所の内痔核を治療することもできます。手術による痛みや出血もほとんどないので術後の回復も早いです。治療費も手術による切除に比べて安くなるのもメリットの一つといえます。
ALTA療法は手技を誤ると重篤な合併症(直腸狭窄や直腸潰瘍、前立腺炎/膣炎など)を引き起こす可能性もあるため、全ての医師が行えるわけではありません。当院には講習を受けた上で資格を持った外科医師が3人いますので安心して手術を受けていただけると思います。局所麻酔で行う手術になりますので外来で行うことも可能なのですが、当院では患者さんの安全のため手術当日に1泊入院していただくようにしています(条件を満たせば日帰り手術も可能です)。全ての痔に対して適応があるわけではありませんのでまずは適切に診断する必要性があります(外痔核や痔ろうは適応外になります)。また患者さんの状態によっては使用できない場合もあります。もし痔の症状でお困りでしたら、まずは気軽にご相談下さい。
薬剤部 薬剤師 北村 有梨
新年あけましておめでとうございます。
お正月は生活リズムが崩れやすい時期でもあります。お薬も飲み忘れや、服用時間がずれることがあるかもしれません。そこで、お薬の正しい飲み方をもう一度確認しましょう。
お薬の効果を十分に得るためには、指示された量、回数、時間を守り、正しく服用することが大切です。
食 前 | 食事の30分前 | 食 間 | 食後2時間くらい後 |
食直前 | 食事のすぐ前 | ※食事の最中に服用することではありません。 | |
食直後 | 食事のすぐ後 | 就寝前 | 寝る前30分以内 |
食 後 | 食事の30分以内 | 頓 服 | 症状のある時 |
お薬はコップ一杯の水かぬるま湯で飲むのが一般的です。水の量が少ないと、お薬が食道に張り付いて炎症などを起こすことがあります。また、水なしで飲むと薬を吸収しにくくなり、効き目が低下したり、遅くなることがあります。ただし、水分制限を指示されている場合は、医師の指示に従って飲んで下さい。
お薬を飲み忘れたことにすぐ気付いた場合は、気付いた時点で飲むようにしましょう。胃に負担がかかるようなお薬の場合は、何か口に入れてから服用するようにしましょう。次のお薬を飲む時間が近い時には、1回飲むのをやめるか、またはお薬を飲んで次に飲むお薬の時間を遅らせるようにします。
時 間 を 遅らせる 目 安 |
●1日3回飲むお薬 ・・・ 4時間以上あける ●1日2回飲むお薬 ・・・ 6時間以上あける ●1日1回飲むお薬 ・・・ 8時間以上あける |
1回飲み忘れたからといって決して1度に2回分を飲まないで下さい。2回分を服用したからといって効果が期待できるわけではなく、副作用の症状が出る可能性が高くなり危険です。お薬の種類によって対処法が異なる場合もあるため、お薬の飲み方で分からないことがあれば、医師・薬剤師に相談するようにしましょう。
薬剤部 部長 |
昨年の4月に薬剤部部長に着任いたしました。今後は病診連携・薬薬連携など、この地域の医療連携にも注力していくつもりです。
昨年、厚生労働省から発表された報告によると、100歳以上を超える高齢者は9万526人と初めて9万人を超え、この25年間で約9倍の伸びとなっています。
高齢者の薬物療法では加齢とともに複数の疾患を合併するため、複数の診療科からの多くの薬剤を服用することになります。そのために、重複投与や薬物相互作用が発現しやすく安全管理が重要となります。また、高齢者は視覚や聴覚機能の低下に加え、嚥下機能の低下・認知機能の低下などにより、服薬の自己管理や服薬自体に支援が必要になってきます。さらに、腎機能・肝機能の加齢による低下や体成分組成(筋肉量減少・体脂肪比率増加等)の変化により薬の効き方にも変化が見られます。こうした生理機能の個人差に対応した処方、調剤、服薬の管理が必要となります。
西陣病院薬剤部では患者さんに安心して、安全な薬物治療を受けられるように情報提供をしてまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
コロナ禍で直接顔を合わせる機会が減っておりますが、皆様にとって幸多き一年になりますよう心からお祈り申し上げます。
循環器内科 部長 |
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旧年中、循環器内科に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、心血管病治療に携わるメディカルスタッフ一同心より御礼申し上げます。
2020年度から循環器内科部長を拝命し、はや4年が経とうとしています。この4年間はコロナ禍というパンデミック(世界的な大流行)でしたので、患者さん自身もご開業の先生方も病院職員も、もれなく大きな影響を受けました。外出を控えることで運動不足になり、生活習慣病が悪化したり、病院の受診を控えたり、医療体制のひっ迫で早期治療が滞ったりしたことで、脳卒中や心臓病の院外死亡率が増加したと言われています。
パンデミックはコロナウイルスだけの話ではありません。日本は超高齢化社会となり心不全を発症する患者さんが急増しており、これを心不全パンデミックと呼んでいます。当院では心不全で繰り返し入院して体力が低下していく患者さんが一人でも多く救われるよう、医師、コメディカルが一丸となって再入院予防に取り組んでおり、病院職員同士や患者さんとの絆だけでなく近隣の医療機関の先生方・スタッフの皆様との連携も強まってきたことを肌で感じています。
今後も循環器チームは地域の患者さんに寄り添い、ご開業の先生方と連携し、より良い循環器疾患予防および治療をご提供出来るよう「One Team」で努力して参ります。
本年も変わらぬご支援、ご指導を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。