西陣だより

ポリファーマシー( 多 剤 服 用 )をご存知ですか?

(この記事は2025年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

薬剤部 辻 芙 美




 服用する薬の数が増え、飲み合わせの悪い薬や同じ成分の薬の重複により副作用が起きたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態をいいます。

 高齢になると複数の病気を持つ人が増え、受診する診療科も複数になるため、薬の種類が増える傾向にあります。薬が6種類以上になると副作用を起こす人が増えるというデータもあります。また、薬が多いと管理が複雑になり、飲み忘 れや 飲み 間 違 い に 繋 がります。これにより病状が悪化し、さらに薬が増えるという悪循環に陥ることもあります。

ご自身の薬を確認してみましょう

 薬をいくつ飲んでいますか?それはどんな症状に対して処方された薬ですか?服用目的が不明な薬がある、気になる症状がある、薬が多いと感じている場合は医師や薬剤師に相談しましょう。勝手に薬をやめたり、量を減らすことはよくありません。急に薬をやめると症状が悪くなることもあります。複数の薬を飲んでいること自体が悪いことではありません。その病気の治療に必要な薬であれば、たとえ種類が多くてもポリファーマシーではありません。

お薬手帳を活用しましょう

 いつ、どこで処方された薬かがわかるだけでなく、複数の病院に受診している場合でも、医療者が薬の重複や飲み合わせを確認することができ、不必要な処方を未然に防ぐことができます。当院では、入院した患者さんに対して薬剤師が持参薬を確認すると共に、医師や他職種と連携してポリファーマシー対策に取り組んでいます。薬に関して気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

2025年09月01日

西陣病院インスタグラムの紹介

(この記事は2025年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

西陣病院看護部公式インスタグラムを6月に開設いたしました。
このアカウントでは看護師の採用に向けて、看護部の紹介やイベント情報などを発信していきます。

 近年は就職活動をする際、実際の空気感や働いている職員のリアルな声が知りたいという点から、ホームページだけではなくSNSを見て就職先を決める方が多くなってきています。そこで、看護部サイトのリニューアルとともに、もっと多くの方に当院の看護部の魅力を知っていただきたいと思い、インスタグラムを開設いたしました。インスタグラムを通して当院のことを知らない方に見てもらうことで、当院の存在を知っていただき、今まで就職先の視野に入れていなかった方にも興味を持っていただけるのではないかと期待しています。
 現在は、当院の看護師に入職のきっかけや、実際に働いてみた感想をインタビューした動画や、各病棟の雰囲気や強みを紹介した動画を投稿しています。普段なかなか見ることのできない研修の様子や、イベント参加時の様子など看護師以外の方が見ても楽しい投稿内容となっています。
 インスタグラムをきっかけに、一人でも多くの方に西陣病院の看護部で働きたい!と思って頂けるよう、今後も投稿をしてまいりますので、皆さま是非インスタグラムをフォローしてご覧いただけたらと思います。


   ↑詳しくはこちらから

2025年09月01日

もしかしたら骨粗鬆症かも ~自分の骨密度、知っていますか?~

(この記事は2025年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

FLS委員会 看護師
山添 友香

 



知らないうち(無症状)にやってくる『いつのまにか骨折』を防ぐ第一歩

40代は自分の骨量を知るべき年齢

 女性は30代後半から40代半ばで閉経に向けて心身の変化を生じ始めるプレ更年期を迎えます。その頃の自身の骨量を一度知っていくといいでしょう。骨粗鬆症を予防するために、骨量の減少を早期に発見する必要があります。閉経後も定期的に検診を受けて骨量の変化を把握できるといいですね。

検査・診断

 骨評価や骨密度の測定にはDXA(デキサ)法が標準的に用いられています。DXA法はエネルギーの低い2種類のX線を使って骨量を測定する方法です。骨粗鬆症の診断時には大腿骨と腰椎の2つの部位を測定することが推奨されています。当院でもDXAの実施が可能であるため、ご希望の際は整形外科にてご相談ください。

方 法

 検査は専用のベッドに仰向けで寝た状態で行い、腰椎や大腿骨にX線を照射します。検査時間は5~10分と短時間で痛みや不快感はありません。

費 用

全額負担 4,500円 1割 450円、2割 900円、3割 1,350円

骨粗鬆症予防のためにできること

▶カルシウムをしっかりとる
 カルシウムは吸収率が低い上、日本人のほとんどが1日にとっておきたい量に届いていません。意識して色々な食品から摂取しましょう。

▶ビタミンD・Kを補う
 ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける栄養素です。自力で作り出すことができないため、日ごろから食事で摂取するようにしましょう。
ビタミンDきのこ・魚介類など
ビタミンK納豆・ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜

▶適度な運動で骨を強くする
 体を動かすことで骨に圧力がかかり、カルシウムが骨に蓄積されやすくなり丈夫な骨が作られます。また筋力がアップし転倒の予防にもなります。

▶たばこをやめる
 ニコチンは胃腸の働きを弱め、カルシウムの吸収を防ぎます。骨量減少を抑える女性ホルモンの分泌も弱めてしまいます。

▶アルコールはほどほどに
 お酒を飲み過ぎると、利尿作用により必要なカルシウムが排泄されてしまいます。1日あたり純アルコール換算量で男性20g、女性10g以下に抑えましょう。

骨粗鬆症を予防して健康な生活を送りましょう!

2025年09月01日

帯状疱疹ワクチン予防接種に、今年度から公的な助成が出るようになりました!

(この記事は2025年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

皮膚科部長
坂元 花景



 ワクチンを接種して、「痛い病気」として有名な帯状疱疹の予防をしましょう。
助成はここ5年間は、年度内に65、70、75、80、85、90、95、100歳となる方が対象です(101歳以上の方は、今年度に限り、全員が対象)。

帯状疱疹ワクチン予防接種について

 帯状疱疹の原因は、過去に水疱瘡にかかった時に体内に入り、潜伏しているウイルス(日本人の成人の9割がウイルスを保有していると言われています)の再活性化です。体の左右どちらかに、痛みを伴う皮疹が帯状に出現し、通常は皮疹が出てから1週間が1番痛く、改善しても1ヶ月ぐらいは痛みが続くことが稀ではありません。また、約2割の方は皮疹治癒後も「ズキンズキンとする」痛みが続きます(これを帯状疱疹後神経痛と呼びます)。
 毎年約60万人が帯状疱疹を発症し、50歳代から発症率が高くなります。発症のピークは70歳代で、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
 帯状疱疹ワクチンを打っても、100%発症しないわけではありませんが、たとえ発症しても症状が軽く済み、帯状疱疹後神経痛などの後遺症の予防につながります。
  ワクチンには2種類あります。簡単に言うと「高額だけど効果が高く、長く効くもの(京都市助成ありで計36,000円)」「安価だけど効果が低く、持続期間も短いもの( 京都市助成ありで4,000円)」です。それぞれ特徴がありますので、詳しくはご相談いただければと思いますが、70歳以上の方は「安いほう」では効果が低いため、「高いほう」をお勧めします。
 ワクチンは以前からあり、ご家族が帯状疱疹にかかり苦労されるのを間近で見られた方が、ご自分はかかりたくない、と接種を希望されることが多かったです。帯状疱疹に1回かかると、数年はかかりにくくなりますが、2回目を予防するために、かかったことのある方も接種を考えましょう。また、水疱瘡にかかった覚えがなくても、日本人はウイルスを持っていることが多いため、接種をお勧めします。
 帯状疱疹予防接種を希望の方は、体調の良い日に皮膚科を受診してください。在庫があれば当日接種が可能ですが、予約して後日接種となる可能性もありますのでご了承下さい。「高いほう」のワクチンは、2カ月間隔をあけて2回接種となりますので、2回目の接種を年度内に終えるために、今年度の助成対象の方は来年1月までに1回目の接種を受けてください(ややこしいですね)。
 居住している市町村によって助成額は異なり、残念ながら京都市の助成額は少なめですが、めげずに積極的に接種を考えましょう。助成はありませんが、50歳以上の方、またはリスクが高い18歳以上の方も予防接種を受けることができます。

(帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛の予防を目的として、)日本皮膚科学会及び日本ペインクリニック学会の双方が帯状疱疹ワクチンの接種を強く推奨しています。

 

2025年09月01日

季節の”食”めぐり

(この記事は2025年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

 

 7月の京都といえば、祇園祭りが賑わいを見せます。祇園祭は、日本の三大祭りのひとつ(ほかは東京・神田祭と大阪・天神祭)で別名「鱧祭り」とも呼ばれます。脂がのっていて、1年を通じてもっともおいしい鱧の時期と祇園祭の時期が一致していたため、おもてなし料理として振る舞われたようです。

 当院では、入院患者さんに四季折々の旬の食材を味わっていただけるように、毎月1回季節や行事に合わせた食事提供を行っています。7月は祇園祭に因んで、鱧の白焼きを使用した鱧寿司です。鱧にはどんな栄養があるのか見ていきましょう。
 鱧は脂質が少なく、良質なたんぱく質やビタミンAを多く含むため、夏バテや疲労回復、免疫機能向上への効果が期待できます。皮の部分には、コンドロイチンやコラーゲンなどの皮膚の老化を予防したり、骨にも良い栄養が豊富です。
 また、細かい骨が多数存在する鱧は美味しく食べるために「骨切り」をします。一寸(3.3cm)あたり24回包丁を入れ、骨を断ちながら皮と身の間で包丁を止めるように処理が施されるというまさに職人技。骨をそのまま食べることができ、カルシウムをしっかり摂れるため骨粗鬆症予防にもおすすめの食品です。

2025年07月01日

【開催報告】第6回 上七軒ICLSコース

(この記事は2025年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

 

 2025年4月27日(日)に、第6回上七軒ICLSコースが開催されました。ICLSとは突然の心停止に出会った時にどのように対処すべきかということで、京都府立医科大学 救急医療学の武部 弘太郎 先生をコースディレクターとしてお招きし、ICLSコースを修了した当院のスタッフが、インストラクターとして受講者に指導を行いました。
 今回の講習会は受講者 12名で他施設から1名の参加があり、職種は医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士、理学療法士、言語聴覚士で、蘇生についての知識や技術の講義を受け、実際に訓練用人形やAEDなどを用いて蘇生術を学んでいきました。緊急を要する場面における蘇生術がスムーズに行えるよう、受講生は真剣な眼差しで講義を受け、繰り返しトレーニングを行いました。受講者から「繰り返しトレーニングをすることで流れが把握できた。もっと学びを深めたいので継続して取り組みたい」との感想がありました。今後もコース開催を継続していきたいと思います。

     

2025年07月01日

女性泌尿器をもっと身近に

(この記事は2025年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

腎臓・泌尿器科 医長
中尾 美奈子

 

 女性にとって「泌尿器科」とは?「男性医師・男性患者が多い」「恥ずかしい」「敷居が高い」といった診療科のイメージが強いと思います。しかし実際の診療においては患者さんの約半数は女性です。
 女性医師の割合も 3.5%(2004年)→ 8.9%(2023年)まで増加しているデータがありますし、当院では現在2名の泌尿器科専門医が勤務しております。そんな「女性泌尿器」の領域についていくつかご紹介いたします。

尿失禁

 自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことを「尿失禁」といいます。中年期以降の女性の4割以上が経験しているとされますが羞恥心のため受診されない方がたくさんおられます。腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流性尿失禁、機能性尿失禁、混合性尿失禁など様々な種類に分類されます。
 特に腹圧性尿失禁は出産経験のある女性に多く、QOLを下げる要因となっています。1時間パッドテストで重症度の診断を行い、軽症であれば骨盤底筋体操、体重コントロールや運動などの生活指導、薬物療法(クレンブテロール塩酸塩)、重症であれば手術療法をお勧めします。手術療法は中部尿道を膣壁側から支持することにより腹圧上昇時の尿失禁を防ぐメッシュ手術が広く行われています。

骨盤臓器脱

 膣前壁、膣後壁、膣円蓋(子宮頸部/子宮)または膣子宮摘出後の膣断端の下垂のことを骨盤臓器脱といいます。下垂する臓器によって膀胱瘤、直腸瘤、子宮脱、膣断端脱などに分類されます。異物感、排尿困難、排便困難などの症状を来し、非常に不快な感覚を覚えます。また膀胱瘤は悪化すると両側尿管狭窄から無尿や尿路感染を繰り返したり、直腸瘤はひどい便秘となることもあります。臥位では 引っ込むものの長時間の立位や歩行や努責などで脱出します。
 診断は視診や内診によるPOP-Qスコアでステージングを行います。軽度であれば骨盤底筋体操やペッサリーリング留置での整復を行います。重度であれば手術療法をお勧めします。手術療法には膣壁形成術やTVM(Tension-free Vaginal Mesh)、腹腔鏡下/ロボット支援腹腔鏡下仙骨固定術(LSC/RASC)があり、年齢や脱出の程度によって手術適応を決定します。
 その他にも膀胱炎や排尿障害など一般的な泌尿器疾患も女性特有の原因が認められることもあります。一つ一つの症状を丁寧に診察し、診療にあたっております。お困りのことがありましたらぜひご相談ください。

2025年07月01日

冠動脈疾患とは

(この記事は2025年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

循環器内科 医長
金子 優作

冠動脈疾患とはどのような病気ですか?

 「冠動脈」は心臓に酸素や栄養を送る血管のことです。この冠動脈の壁の内側にコレステロールや血のかたまりがたまり、血管が狭くなったり詰まったりすると、心臓の収縮を担当する筋肉が酸素不足となり、その働きが弱まるようになります。おおまかに冠動脈が急激に閉塞した状態を「心筋梗塞」、血管が狭くなり、血流が一時的に不十分となる状態を「狭心症」と呼びます。そして、冠動脈にこのような障害が起こった状況を総合的に「冠動脈疾患」と呼びます。心筋梗塞や狭心症では、胸の中心付近が圧迫され締め付けるような強い痛みを感じるのが典型的な症状ですが、みぞおちのあたりに漠然とした痛みを感じることや、のどやあご、左肩や左腕、背中、歯が痛む場合もあります。心臓は眠っている間も休まず全身に血液を循環させている重要な臓器ですので、冠動脈疾患になり心臓の働きが脅かされると、命にかかわることがあります。実際に突然死の原因として、わが国で最も多いのが冠動脈疾患と言われています。

検査について

 実際に冠動脈が狭窄をしているかを確認するためにはいくつかの検査がありますが、「冠動脈CT検査」は(図①)のように、どれくらい狭窄しているかだけでなく、冠動脈の走行や、プラークの性状について評価することができます。当院では2025年5月より最新型320列CT装置が稼働し、これまでの64列CT装置よりも良好な画像をより少ない線量と造影剤量で実現できるようになりましたので、今まで検査が辛かった方にとっても短時間で正確な評価をすることが可能になりました。

△図① 冠動脈CT画像 日本循環器学会ガイドラインより

治療について

 カテーテル治療(PCI)は足の付け根や手首などの血管から、カテーテルという医療用の細く柔らかいチューブを差し込んで、冠動脈の狭くなった部分を治療する方法です。局所麻酔で行えるため、全身麻酔での手術に比べると患者さんの負担は少ないという利点があります。カテーテル先端につけたバルーンで血管を押し広げるバルーン拡張(図②)や、再び冠動脈が細くなるのを予防するためにステントと呼ばれる器具を留め置きする治療があります。非常に硬くなった血管などではこれまでのバルーンだけではうまく治療できない場合もありますが、当院ではこのような従来の治療法では難しい場合でも「ロータブレーター」や「ダイヤモンドバック」、「ショックウェーブ」「DCA(方向性冠動脈粥腫切除術)」といった補助的なデバイスを使用して有効な治療ができる設備が整っており、いろんな方の冠動脈の病状にあわせて安全かつ最適なカテーテル治療が選択できるようにしています。最近胸の症状が気になる場合や、動脈硬化が気になる場合も循環器内科の医師もしくはかかりつけ医に相談していただければと思います。

△図② カテーテル治療の原理
インフォームドコンセントのための心臓・血管病アトラスより

2025年07月01日

選定療養・自己負担額増加について解説します

(この記事は2025年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

薬剤部 薬剤師 安田 早織 

先発医薬品が高くなる?選定療養・自己負担額増加について解説します。

 2024年10月1日から、「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養制度」が導入されました。この制度では、医療上の必要性はないけれど患者さん本人が「ジェネリック医薬品ではなく先発医薬品を使用したい」と希望する場合に、先発医薬品との価格差の4分の1相当を負担する必要があります。そのため、本制度の導入によって先発医薬品を使用する患者さんの経済的負担が増加することが懸念されます。

選定療養とは

 選定療養とは、患者さんが治療には直接影響を及ぼさない特別な医療サービスや治療方法を選ぶ際に追加料金が発生する制度のことです。一般的に治療費用には健康保険が適用されますが、患者さんの選択によって利用するサービス部分については全額自己負担となります。

なぜ自己負担が増えるの?

 「長期収載品の選定療養制度」の目的は、高騰している医療費を抑えることです。先発医薬品を希望する患者さんの自己負担を増やす仕組みを導入することで、先発医薬品の使用にかかる医療費の増加を抑制するとともに、価格の安い後発医薬品の利用を促進する効果が期待されます。
本制度の対象となるのは、後発医薬品が販売されて5年以上経過した薬や、すでに後発医薬品が広く使われている医薬品です。具体的な対象品目については、厚生労働省のホームページで確認できます。

薬局に後発医薬品の在庫がない場合はどうなるの?

 薬局やドラッグストアに後発医薬品の在庫がなければ、選定療養費はかかりません。また、医師が医療上必要と認めた場合も選定療養の対象外です。医療上必要な場合とは、下記に該当する場合です。

● 効能・効果が異なる
● 治療効果に差が生じると思われる
● ガイドライン等で後発医薬品への切り替えが推奨されていない
● 後発医薬品の剤形では服用しにくい、一包化できない等服用上の不都合がある

 選定療養制度によってどのくらい自己負担額が変わるのか知りたい場合には、病院や薬局に問い合わせる必要があります。選定療養制度を正しく理解して、ご自身にあった治療方針を選びましょう。

2025年05月01日

看護部ホームページをリニューアルしました。

(この記事は2025年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

西陣病院 看護部サイト(https://nurse.nishijinhp.com)

リニューアルでは、デザインや構成を一新し、また、看護師の実話をもとにしたストーリー動画や、ベテラン看護師の看護エピソードなどを掲載しました。
今後も内容の充実に努めて参ります。


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2025年05月01日