西陣だより

新年のごあいさつ

(この記事は2024年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

西陣病院 院長 葛西 恭一


新年あけましておめでとうございます。

皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。皆様のご協力・ご支援により無事に新しい年を迎えることができました。職員一同より皆様への感謝を申しあげますとともに、新しい年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう祈念いたします。

 2023年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し始めてから4年目の年となり、5月にはようやく感染症法上の取り扱いが 2 類から5類へと変更されました。一般社会はほぼコロナ禍以前の状態に戻り、外国人、日本人問わず多くの観光客が京都を訪れています。しかしながら、新型コロナウイルスがこの世の中から無くなったわけではありません。我々医療従事者は、リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方と接するため引き続き感染予防策を徹底していきます。
 当院は2024年3月末で夜間診療を終了し、新たに午後診療を開設いたします。これまで夜間診療を利用していただきました患者さんや開業医の先生方にはご迷惑をおかけしますが、今後は午前・午後診療を利用していただきますようお願いいたします。夜間・休日の救急の対応はこれまでと変わりませんのでご安心ください。
 2024年は 2年ぶりの診療報酬改定が実施されます。どのような改訂になるかは不明ですが、当院の基本方針である「地域に密着した良質な医療を提供する」という目標は変わりません。一般診療と透析医療を中心に大病院に引けをとらない高いレベルの医療を提供するとともに、急性期病棟、亜急性期病棟、慢性期病棟を有する当院の特徴を生かし、患者さん個々の療養状況に応じた切れ目の無いきめ細かい医療を提供してまいります。当院は地域に根差した病院として中心的な役割を果たし、患者さんや開業医の先生方との繋がりを大切にすることで地域に愛される病院となるよう引き続き努力してまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

2024年01月01日