診療科・部門

腎臓・泌尿器科

腎臓・泌尿器科について

西陣病院、腎臓・泌尿器科部長 写真

お腹を切らずに、内視鏡による手術を積極的に行っています。

■副院長 今田 直樹

腎臓・泌尿器科では、腎臓・尿管・膀胱といった尿の通り道と、男性性器の病気の治療、および腎不全に対し人工透析の治療を行っています。

当院では、尿路結石に対し、体外衝撃波結石破砕術を基本的に外来通院で行っています。体外衝撃波結石破砕術とは、体外より衝撃波によって人体に害を及ぼすことなく結石を砕き、尿中に排出させる方法です。結石症でお困りの方は、ぜひご相談下さい。

前立腺肥大症がふえています!当院では、基本的にお腹を切らずに、内視鏡による手術を積極的に行っています。頻尿・排尿困難でお困りの方は、ぜひご相談ください。血尿だけで腎臓や膀胱に病気が見つかることがよくあります。市民検診や、職場の健診で尿の潜血を指摘された方、放置せずぜひご相談ください。また、腎不全に対し人工透析の導入から 維持まで責任を持って行っています。

人工透析のご相談は当院まで!

透析センターの紹介ページ

診療時間・担当医

診療担当医表 2024(令和6年)年 3月

2024(令和6年)年 2月分はこちら 休診・代診のお知らせ

  • 赤字は女性医師です
  • 「予約制」は完全予約制ではありません。受診を希望される方は受付までお申し出下さい。
腎臓・泌尿器科

 

受付時間
午前 8:30~11:30 1診 今田
(予約制)
高橋
(予約制)
小山
(予約制)
新納にいろ
(予約制)
中村
(予約制)

(予約制)
2診
(予約制)
今田
(予約制)
8:30~11:30 腹膜透析外来
小山
(隔週・完全予約制)
午後 13:30~15:30 慢性腎臓病外来
小山
(完全予約制)
慢性腎臓病外来
中村
(完全予約制)
夜間 16:30~19:00 1日 今田
8日 小山
15日 今田
22日 小山
29日 今田

 

診療体制

外来

月曜日から金曜日の午前中に一般外来診察を行っています(金曜日のみ夜診も有ります)。

外来検査

膀胱鏡検査、経直腸的前立腺超音波検査、尿流量測定、排泄性腎盂造影、膀胱造影、尿道造影、逆行性腎盂造影、膀胱内圧測定を行っています。

外来治療

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は、月曜日から金曜日の午後に施行しています。

CKD教育入院

当院では、CKD(慢性腎臓病)の患者さんに対してCKD教育入院を実施しております。内容については、ご自身のCKDの症状を正しく評価し、 その病気についての知識と養生方法を短期間に習得していただきます。

CKD教育入院の案内

診療内容

尿路結石症(腎結石、尿管結石、膀胱結石)

第一選択治療として体外衝撃波結石破砕装置を用いて、体の外から衝撃波を当てることにより、体内の結石を破砕する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を、外来で月曜日から金曜日の午後に施行しています。
大きな結石、硬い結石に対しては、内視鏡的手術を積極的に施行しています。

排尿障害(前立腺肥大症、尿失禁、神経因性膀胱)

前立腺肥大症は経直腸的前立腺超音波断層法、尿流量測定法、膀胱内圧測定法、膀胱造影検査で的確に診断し、治療は薬物療法より開始し、治療効果不十分症例には経尿道的前立腺切除術(TUR-P)を施行しています。増加傾向にある女性の尿失禁に対しては、軽症には運動療法、中等度には運動療法+薬物療法で治療を開始し、重症には簡易なTVT手術を施行しています。脳血管障害、糖尿病による神経因性膀胱、高齢のため前立腺肥大症の手術適応外の症例に対しては、出来るだけバルーンカテーテルフリーの状態を目標に、局所麻酔で前立腺部尿道にステント留置を施行しています。

当院の前立腺肥大症の治療レーザ Thuliumレーザ(ツリウムレーザ)のご案内

当院では、前立腺肥大症の治療レーザ Thuliumレーザ(ツリウムレーザ)を導入いたしました。京都府第1号機です。このレーザ治療は前立腺に対し従来からの一般的な手術療法・経尿道的前立腺切除術(TUR-P)やPVPレーザ治療に比べ、身体への負担が少なく、治療時間の短縮、出血の少なさなどヨーロッパ泌尿器科ガイドラインにて認められている画期的な治療方法です。

特徴
・術後の痛みが少ない
・ハイリスク患者さんも治療可能
・抗凝固剤服用患者さんも治療可能
・短期間で尿道カテーテルの抜去可能
・術後速やかに尿の勢いが回復します
・手術後の男性機能への影響が少ない


ヨーロッパ泌尿器科ガイドラインより













※ TM;YAGは他の治療に比べ治療効果が高く、出血が少ないことがガイドラインで報告されています。


手術前            手術後







※ 詳しくは当院腎臓・泌尿器科担当医師までお問い合わせ下さい。

尿路悪性腫瘍(前立腺癌、膀胱癌、腎癌)

前立腺癌は年々増加しており(前立腺癌は本邦男性の癌死の数で第6位、本邦男性の癌の増加率では第1位、ちなみに米国では男性の癌死の第2位、罹患人数では第1位)、当院においても前立腺癌のホルモン療法を通院で施行している症例は現在40症例を越えています。早期癌に対しては前立腺全摘除術を積極的に施行しています。腎癌に対する治療は基本的には手術療法であり、開放手術および体腔鏡下手術を施行しています。膀胱癌の治療は内視鏡的手術が主であるが、進行症例には膀胱全摘除術+尿路変更術を施行しています。

腎不全

急性腎不全、慢性腎不全に対して臨時血液透析、維持透析を施行しています。ブラッドアクセス手術(年間約100症例)も施行しています。(詳細は透析部門に記載)

自由診療

環状切開術、ED患者さんに対してバイアグラ処方の相談などをいたしております。

院内広報誌より

担当医師

担当医師氏名 卒業年度 専門分野と専門医・認定医等 診療についてのモットー
今田 直樹
副院長
S63 日本泌尿器科学会指導医
日本専門医機構認定泌尿器科専門医
日本透析医学会評議員・指導医・専門医
京都府立医科大学泌尿器科客員教授
京都透析医会前会長
医学博士
緩和ケア研修会修了
的確な診断
明瞭な病状説明
迅速な手術
小山 正樹
部長
透析センター長
H8 日本泌尿器科学会指導医・専門医
日本透析医学会指導医・専門医
日本腎臓学会指導医・専門医
日本腹膜透析医学会認定医
日本透析アクセス医学会・VA血管内治療認定医
京都府立医科大学客員講師
緩和ケア研修会修了
臨床的根拠に基づいた
診断と治療
奥原 紀子
医長
H16 日本泌尿器科学会専門医
日本透析医学会専門医
新納 摩子
医長
H18 日本専門医機構認定泌尿器科専門医
緩和ケア研修会修了
患者さんに向きあって治療をすること
中村 雄一
医長
H23 日本専門医機構認定泌尿器科専門医
日本透析医学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
緩和ケア研修会修了
医学博士
多発性嚢胞腎協会PKD認定医
わかりやすい説明と丁寧な診察
高橋 輝
医長
H28 日本専門医機構認定泌尿器科専門医
緩和ケア研修会修了
患者さんによりそって診療させて頂きたいと思います
松田 旭央
医長
H28
  湊 祐哉 
医員
R2 患者さん一人一人に寄り添い、
安心して治療を受けていただけるように努めます