診療科・部門

循環器内科

循環器内科について

丁寧な診察を心がけています。

■内科主任部長 中森 診

食生活の欧米化の進んだ現在、特に虚血性心疾患の治療に関しては、社会的な必要性が日増しに高まっています。当院では、予防医学の観点からは、生活習慣病改善のための栄養士による栄養指導に始まり、急性心筋梗塞・急性心不全や高度徐脈の発症時には緊急治療を実施することによりそのニーズに答えるべく、スタッフ一同日々努力いたしております。また、比較的症状の安定した患者さんに対しては、外来での心電図検査・心臓超音波検査・ホルター心電図(携帯型24時間心電図)・負荷心電図検査などで精査し、入院期間の短縮を図っています。

平成18年9月19日より新本館竣工に伴い64列心臓CTが導入され、動脈硬化による石灰化が極めて強い病変を除いて、心臓カテーテル検査でカテーテルを体内に挿入することにより起こり得る合併症(脳梗塞や動脈損傷など)の危険性を伴わずに、冠動脈病変(動脈硬化で冠動脈が狭くなっていないか)の有無を検査できるようになりました。

動悸、息切れ、胸痛等の症状で循環器疾患がご心配の方は、内科外来にお越しください。

診療時間・担当医

診療担当医表 2024(令和6年)年 3月

2024(令和6年)年 2月分はこちら 休診・代診のお知らせ

  • 赤字は女性医師です
  • 「予約制」は完全予約制ではありません。受診を希望される方は受付までお申し出下さい。
内科(循環器内科、消化器内科、糖尿病内科)

 

受付時間
午前 8:30~11:30 1診 西村
(予約制)
葛西
(予約制)
稲垣
(予約制)
坂本
(予約制)
葛西
(予約制)
2日 伊谷
9日 柳田
16日 伊谷
23日 柳田
30日 伊谷
2診 角田
(予約制)
中森 前田
(予約制)
角田
(予約制)
中森 2日 角田
9日 中森
16日 角田
23日 中森
3診 前田
(予約制)
下村
(予約制)
伊谷
(予約制)
平野
(予約制)
小林
(予約制)
2日 松浦
9日 葛西
16日 松浦
23日 葛西
30日 松浦
4診 柳田
(予約制)
松浦
(予約制)
柳田
(予約制)
中村
(予約制)
松浦
(予約制)
2日 吉田
(予約制)
5診 福井
(予約制)
矢野
(予約制)
矢野
(予約制)
福井
(予約制)
矢野
(予約制)
6診 上田
(予約制)

(予約制)
13日 ~11:00
福井 (予約制)
13日 11:00~
細川 (予約制)
6日 細川(予約制)
27日 細川 (予約制)

上田
(予約制)
鈴木
(予約制)
2日
9日 上田
16日
23日 上田
30日
7診 杉本
(予約制)
荊 尾かたらお 瀬戸
(予約制)
午後 13:00~15:30 肝臓外来
中村
(予約制)
膠原病外来
柳田
(予約制)
呼吸器外来
桝井
(完全予約制)
禁煙外来
上田
(完全予約制)
夜間 16:30~19:00 稲垣 鈴木 柳田 中村
平野 前田 角田 小林 中森
下村

 

外来で行える検査について

心電図検査 安静時の不整脈・伝導障害・心筋虚血・心肥大を調べます。
心臓超音波検査 心臓の動き・弁膜症・心臓内血栓の有無を安全に調べます。
マスター2階段負荷心電図 運動時に胸痛・胸部不快感の症状がある方に行います。
3分間、2段の階段の昇降運動をして、運動前後の心電図を比較します。
ホルター心電図(携帯型24時間心電図) 胸痛発作、失神発作、及び頻脈発作等を認める方に行います。
胸部に5つの電極を付け、日常生活での24時間の心電図を小型の記録器に記録します。
検査中は電極が付いているため、シャワーを浴びることや入浴はできません。
トレッドミル運動負荷心電図(予約検査) 運動時に胸痛・胸部不快感の症状がある方に行います。
心電図と血圧計を付けた状態でベルトコンベアの上を歩き、運動中の心電図変化を記録します。
歩きやすい服装と運動靴でお越しください。
四肢血圧脈波速度測定検査 仰向けに寝た状態で四肢(上腕と足首)の血圧を同時に測定し、血管の詰まり具合や動脈硬化の程度を調べます。
64列心臓CT 静脈に造影剤を注入し、造影剤が心臓の血管に達した時に心臓を高速で撮影し、冠動脈の状態を調べます。
15秒弱の息止めが必要ですが、造影剤による合併症以外の危険性はありません。

入院が必要な検査について

心臓カテーテル検査

1:冠動脈、左室、および大血管造影
(虚血性心疾患・心臓弁膜症・心筋症)
手首・肘や足の付け根からカテーテルを挿入して、冠動脈などに造影剤を注入し、冠動脈の状態を精密に調べます。
疾患により、弁の逆流の程度や心筋の状態を調べます。
2:心臓電気生理学検査
(不整脈)
足の付け根や首の静脈から心臓に電極カテーテルを挿入し、心臓を刺激して心臓の反応を調べます。
房室ブロックや洞機能不全症候群のために心拍数が極端に減少し意識消失発作や心不全を認める患者さんや、
頻脈発作がある患者さんに行う検査で、不整脈の原因を精査し治療方法を決めます。
3:心拍出量測定
(うっ血性心不全)
足の付け根や首の静脈から肺動脈にカテーテルを挿入し、心拍出量(心臓が1分間で送り出す血液の量)や
心臓内の血圧などを測定して心不全の程度を診断し、治療方針を決めます。
冠動脈造影検査と同時に行うこともあります。

入院が必要な治療について

1.経皮的冠動脈形成術及び
経皮的冠動脈ステント留置術
(PCI : percutaneous coronary intervention)
64列心臓CT検査や冠動脈造影検査で、冠動脈狭窄病変の部位及び程度が判明し、
必要かつ可能と判断された方が対象となります。
手首・肘・足の付け根からカテーテルを挿入し、冠動脈の狭くなっている部位をバルーン(風船)や
ステント(筒状の金網)を用いて拡げますが、危険性が大きいと判断した場合には、冠動脈バイパス
術を目的に心臓血管外科のある病院を紹介させていただきます。
2.各種血管拡張術
(腸骨動脈、大腿動脈など)
(PPI : percutaneous peripheral intervention)
左記の血管の狭窄による下肢の歩行時痛、冷感、しびれなどを認める方が対象になります。
3.永久ペースメーカー移植術 心臓電気生理学的検査やホルター心電図で適応と判断された方が対象になります。

「日経メディカル」誌への記事掲載について

日経メディカル 2008年10月号(京都版)に、「西陣病院における泌尿器科と循環器科のチームによるPAD治療」の記事が掲載されました。「PAD診断・治療の最前線」として掲載していただいておりますので、是非ご覧下さい。

「日経メディカル」誌、2008年10月号(京都版)より PDFファイル 3.66 MB

※出典 日経BP社 日経メディカル 2008年10月号(京都版) 1-4頁

院内広報誌より

担当医師の紹介です

職名
氏名
卒業年次
専門分野 / 専門医・認定医 診療についてのモットー
内科主任部長
中森 診
H6
専門:循環器疾患 常に平常心で
循環器内科部長
角田 聖
H9
専門:循環器疾患
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定専門医
日本高血圧学会評議員・FJSH
日本腎臓学会認定専門医・指導医
日本脈管学会脈管専門医
京都府立医科大学臨床講師
医学博士
日本循環器学会近畿支部評議員
日本内科学会近畿支部評議員
認知症サポート医
緩和ケア研修会修了
患者さんにわかりやすく説明したいです
内科副部長
小林 由佳
H14
専門:循環器疾患、内科一般
日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会認定専門医
日本循環器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
産業医科大学産業医学基礎研修修了
丁寧な診療
内科医長
前田 英貴
H23
専門:循環器疾患
日本内科学会認定内科医
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
丁寧かつ的確な診療を常に心掛けています