患者さんへ

ポリエチレングリコール内用剤を含む、緩下剤を用いた慢性便秘症における大腸内視鏡前処置不良例の改善 -多施設共同コホート研究-

西陣病院および、研究参加施設(京都府立医科大学、市立福知山市民病院、綾部市立病院、京都九条病院、京都市立病院、JR大阪鉄道病院、済生会京都府病院、近江八幡医療センター、市立大津市民病院、市立奈良病院、京都第一赤十字病院、大阪府済生会吹田病院、愛生会山科病院、 冨江クリニック)で大腸内視鏡の前処置を改善するために、緩下剤を内服された慢性便秘症の患者様・ご家族の皆様へ

 

今回、西陣病院および研究参加施設(上記)は、緩下剤を用いた慢性便秘症における大腸内視鏡前処置不良例の改善度の検証 ―多施設共同コホート研究― を実施致します。そのため、西陣病院および研究参加施設で大腸内視鏡の前処置を改善するために、緩下剤を短期間内服された慢性便秘症の患者様の診療録を調査させて頂きたいと考えています。

研究の目的

便秘症においては大腸内視鏡前処置不良のリスクファクターの一つであることが知られています.本研究では過去の大腸内視鏡検査で前処置不良であった患者様が、検査前にポリエチレングリコール製剤を含む種々の緩下剤を短期間内服することにより、前処置がどの程度改善されるかを検証することが目的です.有効であることが証明できれば、過去の検査で前処置不良であった患者様に対して緩下剤を投与することで、大腸内視鏡検査の前処置が改善し、検査の精度が上がることが期待できます。

研究の方法

  • 対象となる患者さんについて

    2018年1月1日から2022年3月31日までの間に、西陣病院および研究参加施設で大腸内視鏡の前処置を改善するために、緩下剤を短期間内服された慢性便秘症の患者様が対象となります。

  • 方法

    西陣病院および研究参加施設で大腸内視鏡の前処置を改善するために、緩下剤を短期間内服された慢性便秘症の患者様の診療録を調査させて頂きたいと考えています。対象患者様の臨床情報、内視鏡所見および画像、病理学的情報を抽出します。抽出された情報は、個人情報を消去し匿名化されます。

資料の管理について

情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧は可能です。ご希望の方は下記の連絡先までご連絡ください。ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、2020年5月31日までに検査された患者さんは2020年11月30日まで、2020年6月1日以降に検査された患者様については検査終了後180日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承して頂いたものとさせていただきます。

お問い合わせ先

本研究は、西陣病院医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。

 

< 連絡先 >

西陣病院 消化器内科
研究責任者:西陣病院 消化器内科部長 稲垣恭和
電話:075-461-8800