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透析センターにおける災害対策 ~患者さん対象避難訓練開催報告~

(この記事は2015年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


松田副主任 透析センター災害対策委員会
 臨床工学科副主任
 松田 英樹


 昨年初秋の10月5日(日曜日)に、本館2階透析センターにおいて、災害対策の一環として患者さん対象避難訓練を実施しました。「透析治療中に火災が発生し、治療を中止して避難・誘導を行う」という想定のもとに、当院で透析を受けておられる患者さんに実際に体験していただきました。透析センターでは、普段から、透析治療中にトイレ休憩をとられる患者さんと透析機器の離脱手技を行っており、その手技を災害時に行う手技と同じようにしております。その成果からでしょうか、スタッフより避難訓練当日もあせらずに行動できた、との声がありました。また参加された患者さんからは、初めての訓練で緊張したけれど落ち着いて行動出来た、スタッフの方が大きな声で誘導してくれたので安心した、夜の暗いときに停電になったらどうなる、などのご感想・ご意見をいただきました。

 患者さんの中には、杖を用いての歩行や車イスを使用されている方もおられます。そのような方の避難誘導は、声かけ・目配り・気配りに注意しながら安全に行う事が大前提です。医師・看護師・臨床工学技士・看護アシスタント等のスタッフが、コミュニケーションをとりながら2階から1階へと階段を利用して無事避難することが出来ました(写真)。
災害対策は、日頃からの心がけと繰り返し訓練することが大事であると考え、今後も定期的に実施して災害に備えたいと思います。

| Copyright 2015,01,01, Thursday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

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