診療に関すること::薬剤部
2017年1月から 「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)」が始まります
| 薬剤部 医薬品情報室 |
従来の医療費控除制度の特例として、2017年1月から新たに〔セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)〕が施行されます。
特定の成分を含んだOTC 医薬品の年間購入額が「合計1万2,000円」を超えた場合に適用される制度です。
◆対象のOTC 医薬品は?
← このマークが目印です。 ◆対象になる人は?
健康の維持増進や疾病予防の取り組み(特定健康診査、予防接種、定期健康診断、健康診査、がん検診)を行っており、対象のOTC医薬品を購入した人。
◆いくら所得控除されるの?
対象となるOTC医薬品の年間購入額が1万2,000円を超えるとき、その超えた部分の金額(上限金額:8万8,000円、生計を一にしている家族の分も含まれます)が対象となります。
これまで、医療費の合計が10万円を超えることがなかった人でも、対象となるOTC医薬品の年間購入額が1万2,000円を超えれば、セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)の適用を受けられる可能性があります。
●OTC 医薬品を購入した時のレシート(領収書)は、保管しておきましょう。
●どちらの医療費控除制度を選択したらよいか、よく考えましょう。
詳しくはお近くの保険薬局にてお問合せください。
セルフメディケーションは、世界保健機関(WHO)において、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されている。〈 厚生労働省HPより引用〉
| Copyright 2017,01,01, Sunday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |


先ず、おなかの3ヶ所:おへそと左右下腹部にそれぞれポート(お腹の中で使用する機器を出し入れするための筒状の器具)を留置します。おなかの中を観察し、ヘルニアを確認します(大きさや、場所、また反対側にもないか)【写真1】。片一方だけだと診断されていた場合でも、おなかの中から観察すると左右・両側にヘルニアが存在する場合があります。その時は、一度の手術で両側の治療ができ負担が少なくなります。
次に、腹膜という最も内側の膜を切開して、その奥にある血管や精管など大切なものを傷つけることなく腹膜から剥がします【写真2】。
適切な剥離を行ったあと、メッシュ(筋膜の補強に使用する化学繊維で編まれた人工補強材)を適切な部位に留置し固定します【写真3】。
最後に切開した腹膜を吸収糸で縫合して元通りに閉鎖します【写真4】。

血液透析は、HD(Hemodialysis)と呼ばれ腎臓の働きが低下した方の腎代替療法として血液を浄化する治療です。腎臓の働きは、(1)おしっこを作る(血液をろ過して身体に不要となった老廃物を尿として排泄する、ろ過された血液は再び身体を循環します)、(2)体内環境を調節する(身体の水分・血圧・多く取り過ぎた塩分を調節します、また身体の中にある体液の濃度・量の調節、血液の酸・アルカリ性のバランスを調節します)、(3)ホルモンを分泌します(血液を作るホルモン、骨を強くするホルモン、血圧を調節するホルモン)。この腎臓の働きが低下すると、タンパク尿が出たり血圧が高くなったりします。さらに症状が進んでいくとむくみや食欲不振、貧血なども出てきて放っておけば意識障害や昏睡症状が出てくるため腎臓の代わりの治療が必要になります。
血液透析は、専用の機械を用いて血液を体外へ出し、ダイアライザーと呼ばれる特殊なフィルターを通過させるのですが、ダイアライザーには約1万本の中空糸と呼ばれるストロー状の筒があり、その中を血液が通りその周囲に透析液が流れます。中空糸には小さな孔が沢山空いており、その孔を介して拡散と呼ばれる原理で老廃物、電解質、また濾過という原理によって水分などが移動します。そしてきれいになった血液は身体に戻ります。小さな物質であれば良く抜け、大きな物質は抜けにくいのですが、長い治療成績からもっと大きな物質を抜く必要があることが分かってきました。その大きな物質の代表は透析アミロイド症の原因物資であるβ2-マイクログロブリンです。当院でも優れたダイアライザーを用いることで10 年程前よりも透析アミロイド症は減少してきています。大きな物質を抜く方法で最も簡単なのは孔を大きくすることですが、重要なタンパクまで抜いてしまいます。そこで血液と透析液の間で水分を大量に移動させることで、水分と一緒に大きな物質を除去します。それを血液透析濾過HDF(Hemodiafiltration)といいます。血液透析で取りきれない老廃物の除去、血圧の安定効果、貧血の改善、食欲の改善などが期待できます。透析を長く受けられている患者さんで、関節痛がありアミロイド症などの問題を抱えている方や、透析中に血圧が下がって透析が困難になってしまう方だけに保険で認められていました。HDFをさらに改良したものがオンラインHDF(OHDF)といわれる治療です。OHDFは通常のHDFで使用する点滴(補充液)を使用せず、透析に使用する液を直接補充液として使用する方法です。通常のHDFでの補充液は約10Lに対し、OHDFは50 L以上の補液が可能です。しかし透析液を補充液に使用できるのは、厳重な透析液の水質管理をしている施設に限られ、当院では臨床工学技士がその業務を専任しております。現在約100名の方がOHDFを受けておられます。このように当院では患者さんに安全でより良い治療が提供できるように努めています。



