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「腹ごなし」には要注意!?

(この記事は2008年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

リハビリテーション科副主任 理学療法士 山口洋樹

 最近の健康ブームや「メタボ」警告でダイエットを始めようとお考えの方も多いかと思います。

 確かに、脳梗塞や心筋梗塞などの大病を予防するためにも、過度な太りすぎは改善が必要です。しかし、「ちょっと腹ごなし」に運動しようかなとお考えの方!ご注意ください。

 食後に「腹ごなし」という考え方は、とても古くから当たり前のように言われてきました。しかし実際にはあまりお勧めできないのです。

 食後は消化のため、胃や腸などが活発に働き出し、体の血液が消化器に多く流れるようになっています。逆に運動をする際は、筋肉に酸素や栄養を送るため血流量が増すように、神経によって調整されるのです。

 ですから、食後すぐの運動は体に大きな負担をかけてしまいます。運動は食後すぐよりも、1時間ほどあけた方が体のためにも適しています。

 運動は「いつ」するかも大切です。どうぞ皆様、ダイエットは空腹時や満腹時を避けて無理なくチャレンジしてください。

| Copyright 2008,07,01, Tuesday 09:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

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