患者さんへ

脊椎後弯症が嚥下機能・胃食道逆流症・栄養状態・ADLの転帰に与える影響を調査する後ろ向き単施設横断研究

~西陣病院で胸腹部CTを受けられ、胃カメラを受けて胃食道逆流症と診断された、または嚥下造影検査で嚥下障害と診断された患者さん・ご家族の皆様へ~

当院では円背が逆流性食道炎や嚥下障害に与える影響について調査を行います。そのため、胃カメラで逆流性食道炎と診断されたり、嚥下造影検査で嚥下障害と診断され、胸腹部CTを受けられた患者さんの診療録を過去に遡って調査させていただきたいと考えています。

研究責任者

西村 智子 (内科)

対象

2019年(平成31年)4月1日から2023年(令和5年)3月31日までの間に、西陣病院で胃カメラを受けられ、胃食道逆流症と診断されたり、嚥下造影検査で嚥下障害と診断された患者さんで、胸腹部CTで脊椎の状態が観察できる方が対象となります。

研究の目的

円背(脊椎後弯症)は腹圧が上がりやすく、高齢者や重症の胃食道逆流症と関連していることが指摘されています。また、食事時の姿勢が崩れやすいことなどから嚥下障害の原因にもなります。しかしながら、どの程度の円背がどれほど胃食道逆流症や嚥下障害に悪影響をもたらすかを定量的に測った調査はありません。今回、胸腹部CTで円背の状態を定量的に測り、胃食道逆流症や嚥下障害の状態や栄養状態、身体活動や生活の状態、生命予後などを対象患者さんの臨床情報を抽出して調査することで患者さんの健康に広く寄与したいと考えています。

研究の方法

西陣病院で入院し病気やケガの治療を受けられ,栄養サポートチームによる管理とリハビリテーション療法を受けた患者さんの診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。対象患者さんの臨床情報を抽出します。抽出された情報は、個人情報を消去し匿名化されます。

資料の管理について

情報は全て匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。研究計画書および研究の方法に関する資料を入手または閲覧は可能です。ご希望の方は下記連絡先までご連絡ください。ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、令和4年4月30日までに下記連絡先までご連絡ください。なお、申し出がなかった場合には参加を了承していただいたものとさせていただきます。本研究は西陣病院倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。

お問い合わせ先

< 連絡先 >

西陣病院 内科 医長
氏名 西村智子 
電話:075-461-8800