西陣だより

謹んで新春の祝詞を申し上げます

(この記事は2023年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

  整形外科 部長
北中 重行

 

 コロナ禍となり、4 年目に入ろうとしております。院外ではwithコロナの状況が徐々に広がってきてはおりますが、院内におきましてはzeroコロナで対応せざるをえない状況が続いております。入院中は面会の禁止により、患者さんのみならず、ご家族も精神的な負担につながっているのではないかと危惧しております。そこで整形外科ではご希望に沿って、コメディカルスタッフの協力のもと、撮影した動画で現状をお伝えし、またzoomなどを活用してリアルタイムの状態を把握して頂くよう配慮しております。

 

 

 近年厚生労働省の方針もあり、急性期病院では、術後早期退院、早期転院が一般的になり、手術を受けた患者さんは、術後2週間程度で退院もしくは他病院にリハビリテーション転院されるケースが増えているのが実情です。当院では早期退院が困難な患者さんも術後早期の転院はなく、引き続き患者さんの執刀医が責任をもって地域包括ケア病棟でリハビリテーションスタッフと共に状態をチェックしております。もちろん退院後も外来でフォローしますので、最初から最後まで責任をもって関われる数少ない急性期病院であると自負しております。
 今後も地域の患者さん、近隣の先生方にとって必要とされる病院であり続けられるようスタッフ一同精進してまいります。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

2023年01月01日