西陣だより

最新の骨密度装置を導入しました

(この記事は2018年3・4月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

画像診断センター長
放射線科 部長 山川 稔隆

新たに導入した骨密度測定装置(米国・HOLOGIC社製Horizon)は、マルチスライスCTに採用されるセラミックディテクターと高周波X線管球を採用し、体厚のある患者さんの画像もより鮮明に撮影できるようになっています。また計測時間も大幅に短縮され、患者さんの負担も低減されます。骨密度計測で得られたデータから、骨の微細構造を解析し骨質評価を行う腰椎海綿骨スコア(trabecular bone score:TBS)というアプリケーションソフトを、京都府下では初めて導入し、より信頼性の高いデータをご提供できると考えております。このTBSは、骨強度の決定要因の一つである骨微細構造の簡便な評価法として期待され、骨粗鬆症性椎体骨折のリスク評価において有用性が示唆されています。

西陣病院、骨密度測定装置
2018年02月27日